公開日: 2025年6月6日

【保存版】伊豆河津桜まつり最新情報!見頃予想、渋滞回避テクニック、絶品グルメスポット

【保存版】伊豆河津桜まつり最新情報!見頃予想、渋滞回避テクニック、絶品グルメスポット

早春の伊豆を鮮やかなピンク色に染める河津桜。例年2月上旬から咲き始め、一足早い春の訪れを告げるその姿は、多くの人々を魅了します。特に、静岡県河津町で開催される「河津桜まつり」は、約4kmにわたる河津川沿いの桜並木が見どころ。今回は、2025年の河津桜まつりの最新情報から、見頃予想、混雑を避けるためのアクセス・渋滞回避テクニック、そして地元ならではの絶品グルメまで、河津桜を最大限に楽しむための情報を徹底解説します。

河津桜とは?その特徴と魅力

河津桜(カワヅザクラ)は、静岡県賀茂郡河津町で偶然発見された早咲きの桜です。1955年に地元住民の飯田勝美氏によって原木が発見され、1974年に「カワヅザクラ」と命名されました。ヒカンザクラと早咲きオオシマザクラの自然交配種と推定されています。

一般的な桜の代表であるソメイヨシノと比べると、河津桜にはいくつかの大きな特徴があります。

  • 開花時期が早い: 例年2月上旬から咲き始め、ソメイヨシノよりも約1ヶ月半も早く見頃を迎えます。
  • 花期が長い: 開花から満開、そして散り始めるまで約1ヶ月間と比較的長く楽しめます。満開のピークは約1週間から10日程度ですが、6~8分咲きでも十分に見応えがあります。
  • 色が濃い: ソメイヨシノよりも濃い、鮮やかなピンク色の花びらが特徴です。一輪一輪にボリュームがあり、遠くからでもその存在感を放ちます。

まだ寒さが残る時期に、いち早く春を感じさせてくれる河津桜。その美しい景観と、お祭り期間中の活気あふれる雰囲気が、毎年多くの観光客を引きつけています。

2025年 第35回河津桜まつり概要

伊豆の早春の一大イベントである「河津桜まつり」。2025年も盛大に開催されます。

  • 開催期間: 2025年2月1日(土)~3月9日(日)
    • 当初は2月28日(金)までの予定でしたが、開花状況に合わせて期間が延長されました。
  • 開催場所: 静岡県賀茂郡河津町 河津川河川敷周辺、河津駅周辺 他
  • 規模: 町内全体で約8,000本、河津川沿いには約850本の河津桜が植栽されています。
  • 来場者数: 例年約200万人が訪れる人気のイベントです。

河津桜まつりのメイン会場は、伊豆急行線河津駅を降りてすぐの河津川沿いです。約4kmにわたって続く桜並木は圧巻の一言。川沿いの遊歩道を散策しながら、ゆったりとお花見を楽しむことができます。

2025年の見頃予想と最新開花情報チェック方法

河津桜の見頃は、その年の気候によって変動します。例年であれば2月中旬から下旬にかけてピークを迎えることが多いですが、2025年は開花が遅れ気味となりました。

  • 2025年の見頃予想: 2025年は例年より開花が遅れたため、見頃は3月上旬頃と予想されています。ただし、天候によって変動する可能性があるため、最新情報の確認が必須です。
  • 過去の見頃: 過去10年を見ると、2月中旬から3月上旬まで幅があります。特に2018年は寒波の影響で3月上旬に見頃となりました。

河津桜は満開だけでなく、6~8分咲きでも十分に見応えがあります。開花から約1ヶ月間楽しめるため、比較的計画は立てやすいですが、最高のタイミングを狙うならこまめな情報収集が重要です。

最新開花情報の入手方法

お出かけ前に必ずチェックしたい最新の開花情報。以下の方法で確認できます。

  • 河津桜まつり公式サイト: 開花状況が定期的に更新され、写真付きで分かりやすく紹介されています。ライブカメラの映像も確認できます。
  • 河津町観光協会公式サイト: こちらでも開花情報やイベント情報が確認できます。
  • SNS(Twitter・Instagramなど): 「#河津桜」「#河津桜開花情報」などのハッシュタグで検索すると、現地を訪れた人々のリアルタイムな投稿が見つかります。
  • ライブカメラ: 河津川沿いや原木など、町内数カ所にライブカメラが設置されており、現在の様子を映像で確認できます。
  • 河津桜情報ダイヤル: TEL: 0558-34-1560(1月~3月/24時間音声案内)で開花状況を確認できます。

これらの情報を活用して、ぜひベストなタイミングで訪れてください。

河津桜まつりの見どころスポット

河津町全体が桜色に染まる河津桜まつりですが、特に人気の見どころスポットをご紹介します。

河津川沿いの桜並木

河津桜まつりのメイン会場であり、最も多くの河津桜が植えられているのが河津川沿いです。河口に近い浜橋から上流の峰大橋まで、約4kmにわたって桜並木が続きます。川沿いの遊歩道を歩きながら、美しい桜のトンネルや、川面に映る桜を楽しむことができます。

河津川沿いの桜並木
画像引用元: www.kawazu-onsen.com

菜の花ロード

河津川沿いの桜並木の中でも特に人気のエリアが「菜の花ロード」です。荒倉橋(あらくらばし)と来宮橋(きのみやばし)の区間では、河津桜の濃いピンク色と、足元に咲く菜の花の鮮やかな黄色が見事なコントラストを織りなします。春らしい華やかな景色は、写真撮影にもぴったりのスポットです。

河津桜トンネル

豊泉橋(ほうせんばし)とかわづいでゆ橋の区間にある「河津桜トンネル」も必見です。両岸の河津桜が頭上で重なり合い、まるでピンク色のトンネルの中を歩いているような幻想的な体験ができます。昼間は桜と青空のコントラスト、夜間はライトアップされた夜桜が楽しめます。

河津桜の原木

河津桜発祥の地として、河津町田中にある「河津桜の原木」もぜひ訪れたいスポットです。樹齢60年を超える立派な木で、河津桜の歴史を感じることができます。河津駅から約1.3kmの距離にあります。

河津七滝(かわづななだる)周辺

河津川の上流にある河津七滝周辺でも河津桜を楽しむことができます。滝巡りのハイキングコースと合わせて、自然の中の桜を堪能できます。川沿いの桜並木よりも開花がやや遅れる傾向があるため、メイン会場の見頃を過ぎてしまっても楽しめる可能性があります。

河津城跡公園

混雑を避けて桜並木を一望したいなら、河津城跡公園がおすすめです。標高181mの高台にあり、河津川沿いの桜並木や町並みを上から見渡すことができます。メイン会場からは少し離れていますが、E-BIKEなどのレンタル自転車を利用すればアクセスも便利です。

6本の桜の名木

河津町内には、河津桜原木を含む6本の有名な一本桜「名木」があります。今井浜の桜、豊泉の桜、役場の桜、音蔵の桜、上河原の桜、涅槃の桜など、それぞれに個性があり、大切に守られています。お祭り期間中は看板が設置されるので、探しながら巡るのも楽しいでしょう。

河津桜まつり イベント情報

河津桜まつり期間中は、お花見だけでなく様々なイベントが開催され、お祭りを盛り上げます。

  • 夜桜ライトアップ: 期間中毎日、18:00~21:00に実施されます。館橋下流(駅前付近)、峰温泉桜トンネル(踊り子温泉会館裏付近)、ループ橋下、名木などがライトアップされ、昼間とは違う幻想的な雰囲気を楽しめます。町内宿泊者は駐車料金が無料になる特典もあります(宿泊施設で券を入手)。
  • オープニングセレモニー: 2月1日(土)10:00から河津桜観光交流館前で開催。餅のふるまい(先着200食)が行われます。
  • 涅槃堂(ねはんどう)公開・涅槃堂祭り: 河津桜まつり期間中のみ公開される涅槃堂では、日本三大寝釈迦とされる涅槃像を拝観できます。2月15日(土)には涅槃堂祭りが開催され、甘酒や豚汁のふるまいなどがあります(拝観料200円)。
  • 餅のふるまい: 2月22日(土)9:30から笹原公園臨時案内所付近で実施(先着500食)。
  • がんばれ!輪島: 2月15日(土)・16日(日)、22日(土)・23日(日)に河津桜観光交流館前で、復興支援として輪島朝市が出張出店します。
  • 河津夜桜ビール列車 2025: 2月11日(火・祝)、16日(日)、24日(月・振休)に運行される予約制のイベント列車です。ビールを楽しみながら夜桜見物へ向かいます。
  • お花見弁当&温泉入浴プラン / 桜テラス「花絨毯」: 踊り子温泉会館で提供される予約制の特別プラン。桜並木が見える席で弁当を味わい、温泉に入浴できます(2月1日~2月28日)。

これらのイベント情報は変更される場合があるため、お出かけ前に公式サイトで最新情報を確認しましょう。

河津桜まつり グルメ&お土産

お祭り期間中は、河津川沿いに150軒以上の露店が立ち並び、食べ歩きやお買い物を楽しめます。地元ならではのグルメや特産品が豊富に揃っています。

  • 屋台グルメ: 焼きそば、お好み焼き、揚げ物といった定番から、富士宮やきそば、三島コロッケ、静岡おでんなどのB級グルメも楽しめます。温かい食べ物で体を温めながら散策しましょう。
  • 桜グルメ: 桜たい焼きや桜しるこ、桜ソフトクリームなど、河津桜まつりならではの限定グルメも人気です。ピンク色の桜たい焼きは見た目も可愛らしく、お土産にもおすすめです。
  • 地元特産品: 伊豆はわさびや柑橘類の産地です。生わさびやわさび加工品、旬のみかんやデコポンなどの柑橘類、干物などが販売されています。試食できるお店もあるので、お気に入りを見つけてみましょう。

河津桜観光交流館

河津駅から徒歩約8分の場所にある河津桜観光交流館は、お祭り本部の機能も兼ねています。1階の売店「ODORICO売店」では、地元の新鮮な農産物や海産物、特産品、お土産品が豊富に揃っています。特に柑橘類は種類が多く、選びやすいように品種ごとの特徴が書かれたポップもあります。

2階には食堂があり、伊豆のソウルフード「わさび丼」を味わうことができます。シンプルながらもわさび本来の風味を楽しめる逸品です。わさびが苦手な方向けの定食メニューもあります。

河津桜まつりの屋台
画像引用元: www.p-fishjp.com

散策の合間に立ち寄りたいリフレッシュスポット

河津桜まつりの散策は、約4kmの道のり。疲れた体を癒せるスポットも充実しています。

足湯

河津川沿いのウォーキングコースには、無料で利用できる足湯が4カ所あります。お花見をしながら気軽に立ち寄れるのが魅力です。

  • さくらの足湯処: 菜の花ロードの中間地点、笹原公園にあります。
  • 豊泉の足湯処: 河津桜トンネル付近にあり、バリアフリー対応です。
  • 河津三郎の足湯処: 河口近く、館橋と浜橋の間にあり、桜並木と菜の花を眺められます。
  • 大噴湯公園の足湯処: 峰温泉大噴湯公園内にあり、高さ30mまで噴き上がる温泉の噴湯を見ながら足湯を楽しめます。名物の大噴湯たまごも味わえます。

いずれも開園時間は9:00~16:00です。冷えた体を温めるのに最適です。

日帰り温泉

お花見の後にゆっくり温泉に浸かりたい場合は、日帰り温泉施設がおすすめです。

  • 踊り子温泉会館: 河津桜トンネル付近にある町営温泉施設。露天風呂から川沿いの桜並木を眺められることもあります。お花見弁当とのセットプランも人気です。館内には酵素温浴施設もあります。
  • 舟戸の番屋: 河津駅から一駅の下田方面にある今井浜海岸駅近くの施設。海を眺めながら温泉を楽しめます。

アクセス・駐車場・渋滞回避テクニック

河津桜まつり期間中は、毎年大変な混雑が予想されます。特に週末や見頃の時期は、周辺道路や駐車場が非常に混み合います。スムーズにアクセスするための情報を確認しておきましょう。

電車でのアクセス

公共交通機関を利用するのが、渋滞を避ける最も確実な方法です。

  • 東京方面から:
    • 特急踊り子号利用:JR東京駅~伊豆急河津駅(約2時間40分)で直通です。
    • 新幹線利用:JR熱海駅まで新幹線で移動し、伊東線・伊豆急行線に乗り換えて河津駅で下車します(熱海駅~河津駅は約1時間30分)。

河津駅は会場のすぐ近くにあるため、駅から徒歩でスムーズに移動できます。

車でのアクセス

車で訪れる場合は、渋滞対策が必須です。

  • 沼津・御殿場方面から: 新東名長泉沼津ICまたは東名沼津ICから国道136号線、伊豆中央道(有料)、修善寺道路(有料)、国道414号線を経由して河津町へ(約80km、所要時間目安 約1時間20分)。
  • 東京・厚木方面から: 東名厚木ICから真鶴道路(有料)、熱海ビーチライン(有料)、国道135号線を経由して河津町へ(約113km、所要時間目安 約2時間30分)。

※上記の所要時間は目安であり、渋滞時は大幅に時間がかかります。

駐車場情報

河津桜まつり期間中は、河津川周辺に約1400台収容可能な有料駐車場が用意されます。係員の指示に従って駐車してください。

  • 普通車: 1台 1,000円(8:30~17:00)、200円(18:00~21:00 ※町内宿泊者特典あり)
  • 大型車: 1台 5,000円(8:30~17:00)、1,000円(18:00~21:00)
  • バイク: 1台 500円(8:30~17:00)

駐車場は予約できません。特に土日祝日や見頃の時期は、早い時間帯に満車になることが多いです。無料駐車場は会場周辺にはありません(河津バガテル公園駐車場は無料ですが、会場まで徒歩約25分かかります)。

徹底解説!渋滞回避テクニック

毎年発生する河津桜まつり期間中の大渋滞。少しでも快適に訪れるためのテクニックをご紹介します。

  1. 平日・早朝を狙う: 週末や祝日は非常に混雑します。可能であれば平日を選びましょう。さらに、朝早い時間帯(8:30の駐車場開場前など)に到着すれば、比較的スムーズに駐車できます。早朝でも駐車場に入れる場合があるという情報もありますが、公式の案内に従うのが安全です。
  2. 公共交通機関を最大限に活用: 電車でのアクセスは渋滞の心配がなく、最もストレスが少ない方法です。特に東京方面からは特急踊り子号が便利です。
  3. 伊豆急「パーク&トレイン」を利用: 車で伊豆方面へ向かう場合におすすめなのが、伊豆急行が提供する「河津桜パーク&トレインフリーきっぷ」です。伊豆高原駅周辺の駐車場(有料)に車を停め、伊豆急行線で河津駅まで電車で移動するプランです。渋滞に巻き込まれずに済む上、フリーきっぷでお得に移動できます(2025年は2月1日~3月10日まで発売)。
  4. 周辺エリアに宿泊: 河津町内や東伊豆エリアに宿泊すれば、朝早くから行動でき、夜桜ライトアップもゆっくり楽しめます。少し離れた松崎町などに宿泊し、翌日西伊豆方面を観光するのも良いでしょう。
  5. 迂回ルートの検討: 東海岸の国道135号線が混雑する場合、伊豆スカイラインや修善寺道路を経由するルート(沼津方面からのルート)や、西伊豆方面から迂回するルートも考えられますが、距離が長くなる場合が多いです。伊豆スカイラインとアネスト岩田ターンパイク箱根のセット割引なども活用できます。

これらのテクニックを組み合わせて、ご自身の旅のスタイルに合った最適なアクセス方法を選びましょう。

河津桜と菜の花のコラボレーション
画像引用元: www.min-travel.co.jp

河津桜まつりの歴史

河津桜まつりは、1991年に第1回が開催されました。河津桜の原木が発見された後、地元の有志によって河津川沿いを中心に植樹が進められ、多くの人に見てもらいたいという思いからお祭りが始まりました。1998年には夜桜ライトアップが開始され、1999年には来場者数が100万人を突破。2002年には河津桜まつり実行委員会が組織され、伊豆を代表する本格的な観光イベントへと発展しました。

まとめ

早春の伊豆を彩る河津桜まつりは、鮮やかなピンク色の桜と菜の花の共演、活気あふれる露店、そして多彩なイベントが魅力です。2025年は開花が遅れましたが、その分長く楽しめる可能性もあります。最新の開花情報をチェックし、今回ご紹介した渋滞回避テクニックや見どころ、グルメ情報を参考に、ぜひ河津町で一足早い春を満喫してください。美しい桜景色と地元のおもてなしが、きっと心に残る旅となるでしょう。

ライトアップされた夜桜
画像引用元: ito-marinetown.co.jp