公開日: 2025年6月12日

【常識崩壊】しまなみ海道は自転車だけじゃない!大三島『WAKKA』で「異次元」の旅を体験する裏ワザ

【常識崩壊】しまなみ海道は自転車だけじゃない!大三島『WAKKA』で「異次元」の旅を体験する裏ワザ

「しまなみ海道」と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?

多くの人が、青い海と島々を結ぶ橋を自転車で駆け抜ける爽快なサイクリングをイメージするのではないでしょうか。

もちろん、しまなみ海道は「サイクリストの聖地」として国内外から多くの自転車愛好家が集まる場所です。しかし、その魅力はサイクリングだけにとどまりません。

特に、しまなみ海道のほぼ真ん中に位置する大三島にある『WAKKA(ワッカ)』は、「自転車旅の休憩地点」という従来のイメージを覆す、まさに「異次元」の体験ができるツーリズム総合施設なのです。

今回は、サイクリストはもちろん、自転車に乗らない人でも大三島、そしてしまなみ海道を心ゆくまで満喫できる『WAKKA』の知られざる魅力と、「異次元」の旅を体験するための「裏ワザ」をご紹介します。

WAKKAってどんなところ? しまなみ海道の「輪」の中心

2020年に大三島にオープンした『WAKKA』は、「人の輪」「自転車の輪」という願いを込めて名付けられました。

単なる宿泊施設やカフェではなく、宿泊、カフェ、サイクリングサポート、体験、ツアーデスクが一体となった、しまなみ海道での旅をトータルでサポートする複合施設です。

その最大の特徴は、目の前に広がる瀬戸内海の絶景と、多々羅大橋を望む最高のロケーション。

しまなみ海道のほぼ中央という立地は、サイクリングの休憩や宿泊に便利なだけでなく、周辺の島々へのアクセスや観光の拠点としても最適です。

建築という面でも注目されており、第5回JIA四国建築賞2022の優秀賞を受賞するなど、洗練されたデザインも魅力の一つです。

自転車に乗らなくても楽しめる!WAKKAの多様な魅力

「しまなみ海道=サイクリング」というイメージが強いかもしれませんが、『WAKKA』は自転車に乗らない方でも十分に楽しめる施設です。むしろ、自転車を使わないからこそ体験できる「異次元」の魅力が満載なのです。

絶景を五感で味わうオーシャンビューカフェ

『WAKKA』のカフェは、目の前に広がる瀬戸内海の多島美と、世界有数の斜張橋である多々羅大橋を同時に眺められる最高のロケーションにあります。

オープンテラス席はもちろん、冷暖房完備の屋内スペースからも絶景を堪能できます。時間を忘れて海を眺めながら、ゆったりとしたカフェタイムを過ごすことができます。

提供されるメニューも魅力的です。

  • 地元食材を活かしたランチ: 地元で採れた有機野菜や新鮮な魚介、お肉を使った料理が楽しめます。季節ごとに変わる旬のメニューや、今治のB級グルメ「焼豚玉子飯」(期間限定)も味わえます。
  • こだわりのコーヒー: 日本で三本の指に入る一流バリスタがプロデュースした自慢のコーヒーは、コーヒー好きにはたまりません。
  • 豊富なドリンク: 愛媛クラフト瓶ビールや大三島産の柑橘を使ったサワー、島みかんジュースなど、地元の味覚を活かしたドリンクも充実しています。

カフェは宿泊者以外も気軽に利用できるので、ドライブや観光の途中に立ち寄って、絶景と美味しい食事を楽しむのもおすすめです。

旅のスタイルに合わせて選べる多彩な宿泊タイプ

『WAKKA』には、旅の目的や人数、予算に合わせて選べる多様な宿泊タイプがあります。

  • コテージ: 全室オーシャンビュー。ナチュラルテイストの落ち着いた空間で、プライベートデッキ付き。海を眺めながらバーベキューも楽しめます。家族や大切な人とのんびり過ごしたい方に最適です。

  • ドームテント(グランピング): 瀬戸内海を目の前に、手軽にキャンプ気分を味わえます。直径5mのテント内はエアコン完備で快適。こちらもプライベートデッキでバーベキューが可能です。非日常体験を求める方におすすめです。

  • ドミトリー(バンクルーム): 秘密基地のような感覚で、リーズナブルに宿泊できます。現在はコロナ対策のため全室貸切利用。バイクハンガー完備でサイクリストにも嬉しい設備。夜間はカフェスペースをフリースペースとして利用できます。素泊まりで気軽に利用したい方やグループでの利用に便利です。

  • レジデンス: 「しずかな瀬戸内」をテーマにしたフラッグシップルーム。多々羅大橋を借景に、ゆったりとした時間を過ごせます。

  • エリアノトレーラー: 起業合宿やワーケーション、大人数での利用に最適な、トレーラー2台とデッキを貸切るユニークな部屋です。

どのタイプも清潔で快適な空間が提供されており、アメニティとして日本を代表する今治タオルが用意されているなど、細やかな心遣いが感じられます。

20種類以上!自転車を使わないアクティビティで大三島を満喫

『WAKKA』の真骨頂とも言えるのが、その豊富なアクティビティプログラムです。20種類以上の体験やツアーが用意されており、自転車に乗らなくても大三島や周辺エリアの魅力を存分に楽しめます。

  • 海上アクティビティ: 多々羅大橋ショートクルージング、貸切ショートフィッシング、SUP、カヤックなど、穏やかな瀬戸内海を満喫できます。特に海上からの多々羅大橋の眺めは格別です。

  • 体験・ワークショップ: 柑橘アロマワークショップや大三島の野菜収穫体験など、島の自然や文化に触れる体験ができます。

  • トレッキング: 安神山トレッキングなど、島内の自然を満喫するプログラムもあります。

  • うさぎ島ショートツアー: WAKKAの桟橋から船で出発し、野生のうさぎがたくさん暮らす大久野島を訪れる人気のツアーです。船での移動も快適で、短時間でうさぎ島を楽しめます。

これらのアクティビティは、WAKKAのツアーデスクで相談・申し込みが可能です。周辺のアクティビティ事業者も紹介してくれるので、自分にぴったりの体験を見つけることができます。ほとんどのアクティビティは事前予約が必要なので、興味のある方は早めにチェックしましょう。

サイクリスト以外も嬉しい充実の施設・サービス

『WAKKA』はサイクリスト向けの施設が充実していますが、その一部は自転車に乗らない方にも非常に便利です。

  • シャワー・ランドリー: サイクリングやアクティビティで汗をかいた後、宿泊者以外でも有料で利用できます(利用時間制限あり)。リフレッシュパックを利用すれば、時間制限なくシャワーやランドリー、アメニティ、室内着が使えてお得です。
  • 無料休憩スペース: 誰でも気軽に立ち寄って休憩できるスペースがあります。
  • 手荷物配送サービス: 手ぶらで観光したい場合に便利です。自転車の配送も可能です。

サイクリスト必見!WAKKAの「異次元」サポート

「サイクリストの聖地」しまなみ海道を走る上で、『WAKKA』が提供するサポートはまさに「異次元」レベルです。万全の体制で、サイクリストの安全・快適な旅を支えてくれます。

自転車以外の移動手段も万全!サイクルタクシー&海上タクシー

しまなみ海道のサイクリングは素晴らしいですが、時には悪天候に見舞われたり、体調が悪くなったり、自転車が故障したりすることもあります。そんな時、『WAKKA』の提供する自転車以外の移動手段が救世主となります。

  • サイクリスト専用タクシー: 自転車をそのまま積めるタクシーです。疲れた時や、特定の区間だけ移動したい場合に便利です。

  • サイクリスト専用ボート(海上タクシー/サイクルシップ): 自転車を船に乗せて、海の上を移動できます。島々を船から眺めるクルージング気分も味わえ、移動自体が楽しい体験になります。最大自転車5台、乗客5名(乗客のみなら9名)まで積載可能です。

これらのサービスを利用すれば、体力に自信がない方や、限られた時間で効率よく島々を巡りたい方も、安心してしまなみ海道を楽しめます。まさに「裏ワザ」的な移動手段と言えるでしょう。

万が一のトラブルも安心!手厚いサポート体制

サイクリング中のパンクやメカトラブルはつきものですが、『WAKKA』があれば心配無用です。

  • 出張修理: サイクリング中に自転車が故障した場合、修理に駆けつけてくれます。パンク修理やチェーン応急処置、ブレーキ・変速調整などに対応可能です。
  • 修理ピット: 施設内には工具を無料で貸し出してくれる修理ピットがあり、自分でメンテナンスや簡単な修理ができます。部品販売も行っています。
  • レンタサイクル返却代行: 提携先のレンタサイクルを借りた場合、WAKKAで返却代行を依頼できます。借りた場所に戻る手間が省け、片道サイクリングなどがしやすくなります。
  • サポートカー: 必要に応じて伴走サポートも可能です。

これらの手厚いサポートにより、初心者から上級者まで、誰もが安心してしまなみ海道のサイクリングに挑戦できます。

WAKKAを拠点に巡る大三島観光

『WAKKA』は、大三島観光の拠点としても最高の立地です。WAKKAを起点に、自転車や車、タクシーなどを組み合わせて島内を巡ることで、大三島の多様な魅力を効率よく楽しめます。

「神の島」の歴史と文化に触れる

大三島は古くから「神の島」として崇められてきました。日本総鎮守である大山祇神社は必見です。樹齢3000年を超えるご神木や、国宝・重要文化財の武具が多数収蔵された宝物館など、見どころがたくさんあります。

大山祇神社の奥の院にある生樹の御門は、樹齢3000年の楠の根元の空洞をくぐれる神秘的なスポットです。

アートと絶景を楽しむ美術館巡り

大三島には、個性豊かな美術館が点在しています。伊東豊雄建築ミュージアムところミュージアム大三島岩田健母と子のミュージアムなど、美しい瀬戸内海の景観と調和した空間でアートを鑑賞できます。

地元の味覚と特産品に出会う

道の駅や地元の飲食店で、大三島の美味しいものを堪能しましょう。

  • 道の駅 多々羅しまなみ公園: 「サイクリストの聖地碑」があり、多々羅大橋の絶景が楽しめます。地元特産品やお土産も豊富です。

  • 道の駅 しまなみの駅御島: 大山祇神社近く。観光案内所や特産品販売、レンタサイクルがあります。

  • グルメスポット: 海鮮丼が人気の「よし川」や「大漁」、猪骨ラーメン、地元食材を使ったカフェレストラン「ブブカ」、クラフトビール醸造所「大三島ブリュワリー」、みかん酵母パンの「まるまどパン」、レモン製品の「大三島リモーネ」など、魅力的なお店がたくさんあります。

リフレッシュ&体験施設

マーレグラッシア大三島では、海水を温めたタラソテラピー施設で絶景を眺めながらリラックスできます。サイクリングや観光の疲れを癒すのに最適です。

伯方の塩大三島工場では、塩の製造工程を見学したり、塩作り体験(要予約)をしたりできます。人気の塩ソフトクリームも味わえます。

安神山わくわくパークは、アスレチックや広場があり、子供連れでも楽しめる公園です。景色も良いのでピクニックにもおすすめです。

WAKKAでの滞在をさらに楽しむ「裏ワザ」

『WAKKA』での滞在をより豊かにするための「裏ワザ」的な活用法をご紹介します。

  • 夜のカフェをフリースペース利用: 宿泊者は、一般営業終了後のカフェスペースを夜間(18時~翌朝)フリースペースとして利用できます。多々羅大橋のライトアップや星空を眺めながら、静かな夜の時間を過ごすのは格別です。ポットや電子レンジも利用可能です。

  • 無料送迎サービスを活用: 宿泊者は、夕方から夜にかけて温浴施設「マーレグラッシア」や、飲食店が集まる宮浦地区への無料送迎を利用できます。夕食や入浴のために移動する手間が省けて便利です。

  • バーベキュープラン: コテージやドームテント宿泊者は、プライベートデッキでバーベキューを楽しめます。食材や機材は用意してもらえるので手軽です。日帰りバーベキューも可能な場合があるため、事前に確認してみましょう。

  • オーダーメイド旅行の相談: ツアーデスクでは、既存のアクティビティだけでなく、希望に合わせたオーダーメイドの旅行プランも相談できます。自分だけの特別なしまなみ旅を企画したい場合に活用できます。

WAKKAへのアクセス

『WAKKA』は、しまなみ海道の大三島ICから車で約5分の場所にあります。多々羅大橋のたもと、道の駅多々羅しまなみ公園からも自転車で約1.2kmと近いです。

  • : 大三島ICから約5分。無料駐車場があります(車24台、バイク10台)。
  • 自転車: しまなみ海道サイクリングロード沿い。多々羅大橋を渡ってすぐの場所にあります。
  • 公共交通: 今治駅や尾道駅からのバス、またはフェリーで大三島へアクセスし、島内バスやタクシーを利用します。WAKKAの近くには井口港バス停があります。

詳細は公式サイトをご確認ください。

まとめ:WAKKAで体験する、新しいしまなみ海道の旅

しまなみ海道=サイクリングという常識を覆す、多様な魅力を持つ『WAKKA』。

絶景カフェでのんびり過ごしたり、個性豊かな宿泊施設で快適に滞在したり、20種類以上のアクティビティで島を満喫したり、万全のサポート体制で安心してサイクリングに挑戦したりと、その楽しみ方は無限大です。

特に、自転車に乗らない方でも楽しめる豊富なアクティビティや、サイクリストにとっての「異次元」サポート、そして夜のカフェ利用や無料送迎といった「裏ワザ」を活用すれば、これまでのしまなみ海道の旅とは一味違う、深く濃密な体験ができるでしょう。

大三島『WAKKA』は、単なる休憩地点ではなく、しまなみ海道の魅力を最大限に引き出すための「輪」の中心です。

次のしまなみ旅は、ぜひ『WAKKA』を訪れて、あなただけの「異次元」体験を見つけてみませんか?

WAKKA(ワッカ)

  • 住所:愛媛県今治市上浦町井口6691-1
  • 電話:0897-72-8705
  • 公式サイト:https://wakka.site/

※営業時間や定休日、料金などは変更される場合があります。事前に公式サイトなどでご確認ください。